Project/Area Number |
09771429
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
山田 浩三 島根医大, 医学部, 助手 (30240013)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | フリーラジカル / プリグロックスL / パラコート / 7%ジクワット / アスコルビン酸 / リン酸ベタメサゾン / 眼合併症 |
Research Abstract |
白色家兎の前眼部にプリグロックスL(5%パラコートと7%ジクワット)、20%、50%パラコート、20%、50%ジクワット、5%パラコートと7%ジクワット混合液をそれぞれ20μl1回点眼した。プリグロックスL20μl1回点眼し、10mMのアスコルビン酸20μl、また、0.1%リン酸ベタメサゾン20μl1回を1時間後、12時間後、1日後より12日後まで毎日1回点眼した。各点眼家兎の前眼部、中間透光体等を観察した。プリグロックスL、20%、50%パラコートと7%ジクワット混合液、プリグロックスLと0.1%リン酸ベタメサゾン点眼家兎に眼脂、結膜充血、角膜びらんがみられた。プリグロックスLと10mMアスコルビン酸20μl点眼家兎に眼合併症はみられなかった。 プリグロックスLによる眼障害は、その中に含まれるパラコートやジクワットによるものではなく、他の物質による可能性も考えられた。プリグロックスLによる眼障害は、アスコルビン酸により防止されたが、リン酸ベタメサゾンでは防止されなかった。プリグロックスLによる眼障害の詳細なメカニズムは不明であり、今後さらに検討したい。また、アスコルビン酸が治療薬として有効かどうかも検討したい。
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