Project/Area Number |
09771791
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
権 宅成 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (00287236)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 扁平苔腺癬 / 金属アレルギー / 扁平苔鮮 |
Research Abstract |
平成9年度 金属アレルギー患者を集め2群に分けた。1群は、従来どおりステロイド軟膏の塗布のみにとどめた。2群は歯冠補綴物を除去し金属アレルギーのない金属に置換した。 平成10年度 9年度と同様に1群と2群の患者の治療を進めた。治療結果を比較検討し統計処理を行い金属アレルギーと粘膜疾患の関係を類推した。 上記の予定で治療をすすめたが、患者の絶対数が12人と少なかったため全ての患者にステロイド軟膏を使用した。12名全員がステロイド軟膏を使用中は扁平苔癬が一時的に緩解し、中止すると増悪した。 また、 1. 通常の外来患者数が多く治療時間に制約があった。 2. 失活歯は全て根管治療の適応としたため治療回数が増えた。 等のため平成11年3月1日現在で12人中、治療の終了した患者は2名、継続中9名、中断した者1名である。 治療が終了した患者は扁平苔癬の著名な改善を認め、治療中の患者も4名は改善傾向にあり、悪化したものは0であった。 以上より金属アレルギーと扁平苔癬の関連があることは示唆されるが、原因と断定するには至っていない。
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