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実験的歯の移動における歯根膜のマクロファージの動態について

Research Project

Project/Area Number09771881
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

中村 康洋  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (30257521)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed(Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost : ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998 : ¥500,000 (Direct Cost : ¥500,000)
Fiscal Year 1997 : ¥1,300,000 (Direct Cost : ¥1,300,000)
KeywordsRat / 実験的歯の移動 / マクロファージ / 歯根膜 / HRP / 免疫染色
Research Abstract

実験にはWislar系雄性ラットを用い、上顎切歯を固定源とした coil spring装置によって、メッシュ板を接着した上顎右側第一臼歯を近心方向に約10gの力で牽引した。矯正力の作用時間は、1日、3日、5日、7日とし、装置未装着のものを対照群とした。観察部位は上顎右側第一臼歯の遠心根で、牽引側および圧迫側について観察した。
各実験群および対照群に対し、尾静脈に貪食能のトレーサーであるHRP(horseradishperoxidase)を90mg静注し、その1時間後に4%パラホルムアルデハイド・0.5%グルタールアルデハイド混合液にて潅流固定を行い、上顎右側歯槽骨部を剖出し、10%EDTAにて脱灰後、樹脂包埋し、薄切後、DABにてHRPを発色させ観察した。対照群でHRPを貪食した細胞の分布は、電顕的にほとんどがマクロファージであり、平成9年度に行った免疫組織学的実験により得られたED2(抗マクロファージ抗体)陽性細胞の分布と同様であった。つまりHRPを貪食した細胞は、歯根膜の全周に分布し、特に血管周囲に観察され、HRPの反応は倉食細胞の二次ライソゾーム様の構造物に認められた(松本歯学24(3)262-268.1998)。また、実験群でもHRP-?2食食した細胞の分布とED2陽性細胞の分布は同様であった。その分布は牽引側の硝子様変性帯では、細胞成分が少なかったが、それ以外は対照群とほぼ同様であった。以上のことから、ED2陽性細胞の機能の1つに外来の異物や変性組織の貪食処理があることが示唆された。
平成9年度に行った実験で、EDl、KI-M2R、OX6、OX42などは陽性細胞の分布は、実験群と対照群間で差があり、その他の機能活性という観点から、種々のサイトカインとの関連性について検討することが、今後の課題である。

Report

(2results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

Research Products

(1results)

All Other

All Publications

  • [Publications] 中村康洋: "歯根膜内の貪食能を有する細胞について" 松本歯学. 24・3. 262-268 (1998)

    • Related Report
      1998 Annual Research Report

URL :

Published : 1997-04-01   Modified : 2016-04-21  

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