Project/Area Number |
09780209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese language education
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
戸村 佳代 明治大学, 経営学部, 教授 (70197945)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 接続表現 / ノニとテモ / 主節の省略 / 複文 / 譲歩文 / 「ノニ」と「テモ」 |
Research Abstract |
本研究では、主節が省略された複文が発話された際に、日本語話者がその省略部分を復元し正しく理解するのに関与しているメカニズムを、語用論・関連性理論などの観点から明らかにすることを目的とし、次の4つの視点で研究を進めた。 (1) 日本語の母語話者が省略された主節の復元に利用する語用論的情報を明らかにする。 (2) 主節の省略を許す接続助詞の意味情報と文脈の関わりを分析する。 (3) 主節の省略を促す要因と主節の省略が可能となる条件を明らかにする。 (4) 学習上の困難点をより明確にし、学習者に与えるべき情報を特定する。 主節が省略された複文の主節を日本語話者が頭の中で復元し理解する際には、次の意味情報が大きく寄与している。 (1) 問題となる複文に用いられている接続助詞が持つ意味情報 (2) 問題となる複文に先行する文脈から得られる意味情報 (3) 問題となる複文に続いて現れる文脈からの意味情報 これらの情報の実態を捉えるために、従属節(S_1+接続助詞)のみの情報が主節(S_2)をどの程度まで規定し得るかを見るための調査を行い、調査結果をデータベース化した。分析にあたっては、 (1) 特殊な文脈の中に入らず、従属節だけが単独で提示された場合、 (2) 従属節がさらに条件節を伴っている場合 (3) 文脈情報がさらに付け加わっている場合 (4) 同一の文脈・同一の従属節に対して異なる接続助詞を伴わせた場合に、主節の解釈がどのように変化するか などに分類し、接続助詞の機能と文脈の役割を明らかにする試みを行った。この研究の詳細については『明治大学教養論集』に発表の予定である。。
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