S式指向のプログラミングシステムの構築に関する研究
Project/Area Number |
09780254
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | The University of Tokyo (1998) Tokyo University of Agriculture and Technology (1997) |
Principal Investigator |
岩崎 英哉 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90203372)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 記号処理言語 / Lisp / 言語環境 / 関数プログラム / S式 / 清書系 / プログラム変換 |
Research Abstract |
本研究では,Lispの一方言であるUtiLispをベースとしている.本年度は,主として次のような研究を進め,成果を得ることができた. 1. UtiLispの処理系を,インタプリタ本体にはほとんど手を入れず,様々な環境で作動可能し,さらに移植性の高いGUI(Graphical User Interface)を開発する研究を行った.具体的には,Unix環境とWindows環境の双方で作動するようなGUIを具備するUtiLispシステムを構築し,性能・移植性等について良好な結果を得ることができた. 2. Lispのような記号処理言語あるいは関数型言語的な側面と手続き型言語的な側面を併せ持つ初心者入門用言語環境を設計・実現した.このシステムはJava仮想機械へのコンパイラであり,これにより,ネットワーク指向,機種非依存という特長を備えている. 3. 記号処理プログラム・関数プログラムを,より実行効率のよいものに静的に変換するための手法に関する研究を行った.具体的には,複数の独立したプログラム変換手法(融合(Fusion)と組化(Tupling))を順番に適用することにより,プログラムを効率のよいものへ系統的に変換可能であることを示し,一/二次元最大部分列和/積問題に適用してその有効性を確認した.
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)