Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
本研究は,空間利用パターンと時間利用パターンの各々に対する理論(一例を出せば,立地均衡理論と出発時刻均衡理論)間に成立する共通点・相違点・各種関係を統一的な観点から整理し,さらには,空間・時間の相互作用のあるシステムに関する一般的理論の基礎を得ることを目的とする。その研究内容は,より具体的には,以下のステップに分けて考案される:第一のステップは,空間・時間の各システムに対する部分パターン形成原理に関する理論の比較検討である。第二のステップは,空間・時間の各システムに対する一般的なパターン形成に関する理論の対応付けである.そして,第三のステップにおいて,空間と時間に対する選択が同時に入った状況での時間・空間利用パターンを統合的に扱いうる理論を構築することを狙う.平成9年度は,ステップ1(空間・時間の各システムに対する部分パターン形成原理に関する理論の比較検討)に関して以下のような検討を行った.: Step 1-1 立地均衡モデルに代表される空間的な地点選択理論に関する包括的レビュー. Step 1-2 出発時刻選択モデルに代表される時刻選択理論に関する包括的レビュー. Step 1-3 各々の代表的(経済)理論を変分不等式の枠組みで統一的に再定式化. Step 1-4 共通点・相違点の体系的な整理と根本的なパターン形成メカニズムの抽出. また,ステップ2(空間・時間の各システムに対する一般的なパターン形成原理に関する理論の対応付け)実行の準備として,以下のような包括的レビューを行った: Step 2-1 空間一般均衡モデルに代表される空間的なパターン形成理論に関する包括的レビュー. Step 2-2 反応拡散系モデルに代表される空間的な秩序形成ダイナミズム理論の関する包括的レビュー.
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