Project/Area Number |
09877294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
北野 利夫 大阪市立大学, 医学部, 助手 (50291597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西成 勝好 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (10254426)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 関節液 / 関節炎 / 蛋白質組成 / pH値 / 粘弾性 / 蛋白組成 / 潤滑 |
Research Abstract |
本年度の実施計画に基づき以下の研究を実施した。 1 炎症性関節液の粘弾性の測定 採取した関節液の粘弾性をストレスレオメーターを用いて測定した。正常関節液のヒアルロン酸、アルブミン、グロブリン成分組成に類似させた疑似関節液をコントロールとして、炎症性関節液のずれ率ー粘性度曲線を作成した。変型性膝関節症患者から得られた炎症性関節液の応力ー粘性度曲線を関節症の進行に従い経時的に測定した。 2 得られた結果のバイオレオロジー的解析 低いずれ率においては、関節炎進行度、すなわちヒアルロン酸の濃度が低く、アルブミン、グロブリンの濃度が高い程、炎症性関節液では粘性に変化がみられた。しかし、中・高速度の高いずれ率の範囲ではその差異は認めなかった。経時的変化については、蛋白質組成が変化しているにも関わらず、ずれ率ー粘性度曲線の変化は認めなかった。今後単に蛋白組成のみに粘性度が依存するのではないことについてさらに検討したい。また、今回得られた結果と関節の摩擦特性との関係についても検討してゆく予定である。
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