後発開発途上国における産業立地の集中と分散:バングラデシュの事例
Project/Area Number |
09F09014
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Economic policy
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
園部 哲史 政策研究大学院大学, 政策研究科, 連携教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOTTALEB Khondoker 政策研究大学院大学, 政策研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 産業集積 / 産業発展 / 企業調査 |
Research Abstract |
外国人特別研究員との共同研究には、下記のような進展があった。 前年度にバングラデシュ北部において実施した企業調査で集めたデータを分析した国内市場向けニットウェア産業の論文は、学術誌に投稿してレフェリーやエディターとやり取りするうちにニットウェア業者のうちの靴下製造業者に焦点を当てた論文になり、2011年5月中旬の現時点で、Journal of Developing Area誌にアクセプトされる直前のところまで漕ぎつけた。 民族衣装のサリーを手織で製造販売する問屋(織り元)や家庭で操業する生産者のデータを用いて、農村工業の実態解明を図った論文を執筆した。現在、英語のエディティングを委託しており、今月中に学術誌へ投稿する予定である。 ダッカ旧市街に密集する金属加工業者からの聞き取り調査データに基づいて、過密した都市で操業する産業の生産性が混雑によってどの程度低下しているかを推定した論文をまとめた。これも完成目前である。 ダッカ市内から郊外に立地する輸出用アパレルの製造企業の論文が本年中にEconomic Development and Cultural Change誌に掲載される。この論文の第2弾として、5年前の調査時の後も力強く成長を続ける同産業の成長メカニズムを解明するために、22年度に聞き取り調査による企業データと税関データの収集を行った。現在データの分析が終わり、論文の執筆を始めたところであり、外国人特別研究員の滞在中に完成して学術誌へ提出する予定である。 なお、前年度に現地の研究協力者の都合で延期したケミカルシューズ産業の調査は、予備調査を前年度から今年度にかけて行った。しかし、調査対象の企業が調査に非協力的であることや、調べてみると題材が面白みに欠けることから、予備調査で集めたデータを整理した段階で調査研究を凍結することにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)