Project/Area Number |
09F09099
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Morphology/Structure
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹井 祥郎 The University of Tokyo
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TSE K.
TSE WILLIAM 東京大学, 大気海洋研究所, 外国人特別研究員
TSE William K. F. 東京大学, 海洋研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 塩類細胞 / 浸透圧調節 / 浸透圧受容 / 細胞内情報伝達 / MAPキナーゼ / イオン輸送体 / 広塩性魚 / メダカ / TRPチャネル / 鰓 / 浸透圧受容体 / Ostf1 / 遺伝子ノックダウン |
Research Abstract |
淡水と海水双方によく適応するメダカをモデルとして、ゲノムデータベースを用いて浸透圧に反応して鰓で発現が上昇するOsmotic transcription factor(Ostf)と、浸透圧ストレスに反応すると予想される細胞内情報伝達系に関わる分子を同定した。それらの分子のうち、メダカを淡水から海水に移行すると発現が上昇するものをスクリーニングした。次に、Ostfを過剰発現させると発現が変化する細胞内情報伝達系分子を同定し、それら分子のリン酸化の変化をウェスタンブロットにより調べた。さらに、Ostf遺伝子を生体内でノックダウンをして、それによりメダカを海水に移行した際に鯉で発現の上昇が抑制される輸送体遺伝子を調べたところ、いくつかの水チャネル、イオン輸送体およびイオンポンプを同定した。これまでは海水に移行させると発現が上昇する遺伝子はいくつか同定されていたが、どのような情報伝達系を介して調節されているかについて明らかにした最初の研究である。研究に集中する目的で学会で発表することを控えていたが、現在原著論文として書きあげて間もなく投稿する予定である。しかし、TSE博士は3月11日の東北大震災により急遽帰国をしてそのまま特別研究員を辞退したため、業績はその原著論文1報のみである。
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