シリアに発生するジャガイモYウイルスに変異の多様性とその発生メカニズム
Project/Area Number |
09F09106
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Plant pathology
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
夏秋 知英 宇都宮大学, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOHAMAD Chikh Ali 宇都宮大学, 農学部, 外国人特別研究員
CHIKH ALI Mohamad 宇都宮大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ジャガイモ / ジャガイモYウイルス / えそ症状 / リコンビナント / RT-PCR / 遺伝子 |
Research Abstract |
研究目的は、これまでの研究でシリアのジャガイモのウイルス病ではジャガイモYウイルス(PVY)が最重要病原であることが明らかとなっているので、研究対象をPVYに絞り込み、まず、新しいリコンビナント系統であるPVY^<SYR>のシリアでの発生状況をより詳細に解析し、その特異的な検出法を確立するとともに、ジャガイモのえそ輪紋症状を引き起こすPVY^<SYR>の遺伝子部位を逆遺伝学の技法で解明することである。 (1)初年度にPVYの新しい系統PVY^<NTN>とその特異的な検出法報告した。そこで本年度は、シリアと日本におけるPVY^<NTN>発生状況をより詳細に解析した。 (2)次に、PVYN^<NTN>の感染性クローンの構築に成功したので、論文として投稿中である。またここまでの成果を第14回ヨーロッパジャガイモ研究連合ウイルス部門会議(EAPR2010)で口頭発表した。 (3)しかしながら、PVYが世界中に分布しているにもかかわらず感染性クローンの報告が世界中でないのは、PVYの全長cDNAが大腸菌に致死的な影響を与えるためであることが本研究で判明した。(2)の感染性クローンは、それを保有する大腸菌が変異して耐性になったためと考えられた。 本研究は本エンドで終了する。このようなこの一連の研究は、シリアにおけるジャガイモのウイルス病の防除法を確立するための検出法の確立という基礎的な技術を提供すると共に、ジャガイモの栽培時期を見直し、新系統出現を阻止することにより安定的なジャガイモ栽培を持続させることにつながると考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)