河川改修が在来種ヤマメと外来種ブラウントラウトの種間競争に与える影響の解明
Project/Area Number |
09J00115
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Fisheries Research Agency |
Principal Investigator |
長谷川 功 独立行政法人水産総合研究センター, 北海道区水産研究所・さけます資源部, 任期付研究員
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 成長段階 / 稚魚 / ハビタットシフト / 食性 / ヨコエビ / 陸生昆虫 / 水生昆虫 / 種間競争 / 捕食 / 在来種保全 / サクラマス資源 |
Research Abstract |
本研究の目的は、生息環境や各魚種の成長段階に応じて、在来種ヤマメと外来種ブラウントラウトの種間関係(種間競争・捕食)の様相(捕食の頻度・競争における優劣関係等々)がどのように異なるかを明らかにすることである。種間関係の様相は、生息環境や成長段階の影響を大きく受けるにも関わらず、これまで、外来種の在来種に対する影響評価を行う際、これらのことは考慮されてこなかった。本研究のように「生息環境・成長段階の影響」に注目することで、在来種-外来種の種間関係をより正確に評価できる。一連の研究成果は、世界的に問題となっている外来サケ科魚類の影響から在来サケ科魚類の保全を達成するための、基礎的かつ重要な知見となる。 21年度の調査から、両種の成魚の間には餌を巡る競争が起きていること、ただし、餌環境としてヨコエビが含まれる場合は、競争が生じにくいことが示された。22年度については、生態的特性が成魚とは大きく異なる稚魚期の関係について野外調査によって検証した。その結果、両種の稚魚はともに浮上直後は河川内の流速が遅く、浅い場所を利用し、成長に伴って流速が速く、深い場所(すなわち成魚のハビタット)を利用するというパターンがみられた。ただし、両種の稚魚は時期的にずれてこのパターンをみせるために、稚魚のハビタットは重複することはなく、種間関係もあまり生じていないと考えられた。このように、生息環境にくわえて、両種間の種間関係の様相は成長段階によっても大きく異なると考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)