針型マイクロ試料前処理デバイスを応用した呼気診断法の開発
Project/Area Number |
09J02449
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Analytical chemistry
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
植田 郁生 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 呼気分析 / 試料前処理 / ガスクロマトグラフィー / 糖尿病 / 高脂血漿 / 針型デバイス / 揮発性有機化合物 / アセトン / 試料前濃縮 / ケトン体 |
Research Abstract |
最終年度である平成22年度は、当初の研究実施計画に沿ってヒトの呼気中に含まれている化合物のうち、特に疾患との関連が疑われる化合物を選択し、その化合物と病態との相関を中心に検討を行った。測定対象とする化合物は研究実施計画に沿って、糖尿病の指標として知られている呼気中のアセトンを選択した。また、同時に、高脂血漿の指標であると言われている呼気中イソプレンについても検討を行った。まず、アセトンおよびイソプレンの同時抽出が可能な抽出デバイスを作製した。健常者の呼気中アセトンおよびイソプレン濃度の変動について詳細に検討を行った後に、病院に通院中の患者の呼気測定を行い、呼気中揮発性成分と疾患との相関について詳細に検討を行っている。また、呼気中の揮発性成分を分離して、質量分析計で測定することが可能な新規充填カラムの開発にも取り組んだ。本カラムは、内径1.0mmと小さいため、昇温分析に対する温度追従性に優れている。これにより、呼気中の種々の揮発性化合物を迅速かつ高感度に分離・分析することが可能となった。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)