〓書きに関する学習困難に対応したeラーニングによる療育とその実証的評価法の〓
Project/Area Number |
09J02998
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 祐康 京都大学, 霊長類研究所, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | eラーニング / 自閉症 / 特別支援教育 / 発達障害 / 学習支援 / 学習障害 / ディスレクシア / 虐待 / MRI |
Research Abstract |
本年度も昨年度に引き続き、京都大学こころの未来研究センターにおいて40名弱の発達障害児を対象に学習支援研究を継続して行った。 去年度より広島市教育委員会の要請を受け、今年も引き続き、対象となった広島市内の小学校の特別支援学級においてeラーニングソフトの導入を行った。各小学校にて対象児に、学習介入の事前事後の評価として、読み書きスクリーニング検査などのアセスメントを実施した。また各小学校からの使用状況をヒアリングするとともに、教員側から要望を聞き、その都度、教材のブラッシュアップに努めた。また、上記したような形で教育現場からのフィードバックを受け、作成していったeラーニングソフト課題については、第20回日本LD学会にて自主シンポジウムで発表する場を設け、その場で教材紹介を行った。 また並行して、自閉症児の論理演算の認知について調べる基礎実験を行った。 これまで認知科学的なアプローチにおいては、自閉症がどういった原因で生じるのかについての機序は解明されていない。そのため、この自閉症の認知的な機序を探るため、論理演算を含めた論理パズルを実験に組み込んだ。自閉症者は視覚探索課題において細部に注目が行きやすい傾向があるとされるが、今回はその探索鼓動に論理演算を含んだルールを入れ、それを理解できるかを問う課題であった。その細部への注意の行き方がどのように大局的な論理演算の理解に影響があるのかを確認した。自閉症者の探索行動における苦手さを、より具体的に検討できる点で新しい課題であった。本課題は継続中の課題であり、早急に論文にまとめていくこととする。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)