視覚情報処理過程における視床抑制性神経核の機能的役割
Project/Area Number |
09J04665
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neurophysiology and muscle physiology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
尾崎 弘展 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 外側膝状体 / 視床網様核 / 神経回路 / 視覚系 / 抑制性入力 |
Research Abstract |
網膜から入った視覚情報は視床外側膝状体(Lateral geniculate nucleus:LGN)において様々な処理を受けた後に、大脳皮質一次視覚野へと伝達される。LGNでの情報処理過程において重要な働きを担っているのがLGNの中継細胞への抑制性入力である。この抑制性入力は、LGN内の介在細胞と抑制性神経核である視床網様核から与えられる。ネコなどの食肉目では視床網様核の一部である膝状体周囲核(perigeniculate nucleus:PGN)が抑制性入力の主たる入力源として働く。一般にLGNとPGNは相互に結合しており、LGNから興奮性入力を受けたPGNが抑制性入力をLGNへと返す、反回性抑制回路を形成している。しかしながら、単一細胞レベルでLGNとPGNがどのように結合しているのかは明らかにされていなかった。本研究では、LGN、PGN、それぞれの細胞の視覚特徴選択性と結合の関係を調べ、同じ位置に受容野をもち機能的結合関係にあるLGNとPGNであっても、それぞれの視覚特徴選択性の観点から見ると、側方抑制として働いていることを明らかにし、本年度、国際学会等でその成果を発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)