アレイ導波路回折格子とループミラーを用いた可変分散補償回路の研究
Project/Area Number |
09J04852
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Electron device/Electronic equipment
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
伊熊 雄一郎 慶應義塾大学, 大学院・理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | アレイ導波路回折格子 / レンズ / 可変光分散補償器 / シリコン導波路 / 波長選択スイッチ / シリコーン樹脂 / 平面光回路 / 波長分割多重 / 分散補償 / 樹脂 |
Research Abstract |
【レンズの改善】透過損失の低減・光反射の低減を目的として、これまで使用していた対称両凹レンズに代わり、変形凹メニスカスレンズを用いることを検討した。これは凹メニスカス形のレンズを中央で折り曲げた形状のレンズであり、ビーム伝搬法と光線追跡法を用いた数値シミュレーションにおいて、従来型よりも低損失・低反射の良好な特性が得られることが示された。これについて特許出願を行った。また、レンズの焦点距離を測定する回路を別途用いることにより、分散可変範囲の中心値をこれまでよりも精度良く合わせることが可能になった。これらは、素子の性能を目標に近づけるために役立つ。 【導波路型位相変調器アレイを用いたTODC検討】導波路型位相変調器アレイを用いたTODCを石英導波路を用いて試作し、分散可変動作を確認した。同変調器アレイは、樹脂レンズに比べ、制御が複雑であること等の欠点がある一方で高い信頼性を有し、樹脂レンズが使用不可能な、Si導波路などの微細光回路への応用が可能であるという利点がある。 【Si導波路への展開】昨年度途中であった、Si(シリコン)導波路を用いたTODCの試作をカリフォルニア大学デービス校・バークレー校の協力を得て完了した。前項の導波路型位相変調器アレイを用いた構成の回路である。シリコン導波路の熱応答は高速であるため、高速分散制御が期待される。素子評価のためる実験設備の構築を行った。評価は未完了である。 【WSS機能付加への検討】帯域可変機能を有する、グリッドレスWSS機i能を有するTODCの検討を行った。グリッドレスWSSの設計・試作を行った。分散制御動作については未評価である。 【成果発表等】特許出願5件、論文誌1報、国内会議発表1件がある。
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Report
(3 results)
Research Products
(23 results)