Project/Area Number |
09J04867
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北郷 潤 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | シバヤギ / 雄効果フェロモン / 4-エチル脂肪酸関連物質 / 皮脂腺 / 初代培養細胞 / RNAi / マイクロアレイ / GC/MS / 4-ethyl octanoic acid / GC / MS |
Research Abstract |
雄シバヤギにおいて雄効果フェロモンの候補物質として考えられる4-エチル脂肪酸関連物質を産生すると考えられる頭頚部皮膚に存在する皮脂腺細胞を培養し、さらに培養細胞におけるこの物質の産生の確認、および産生の誘導方法を検討した。その結果、培養細胞においてこの物質の前駆体がグリセロールと結合しトリアシルグリセロール(TAG)として存在することが考えられ、さらにインシュリンで刺激することにより培養細胞におけるTAGの産生が誘導されることが示された。また、アンドロジェンは生体において雄効果フェロモンの産生誘導に重要な因子と考えられるが、生理活性の高いアンドロジェンであるジヒドロテストステロン(DHT)を単体処置しても培養皮脂腺細胞に変化は観察されないが、DHTを処置した後にテストステロンを処置することによりTAGの産生を誘導することができることが確認された。 また、フェロモン合成に関与する遺伝子を探索するために、去勢雄ヤギの皮膚においてアンドロジェン依存的に発現変化を示す遺伝子をサブトラクション法およびマイクロアレイにより網羅的に解析を行ったところ、8つの既知遺伝子と1つの未知配列がその候補遺伝子として検出された。検出された遺伝子の中で特に合成への関与の可能性が高いと考えられる既知遺伝子long-chain fatty acid elongase, family member 5、およびsteroyl-CoA desaturaseについてsiRNAにより培養細胞で発現抑制を行ったところ、雄効果フェロモンや4EOAの産生に関与することは示されなかったものの、処置に伴い培養細胞が産生する脂肪酸の成分が変化することが確認され、siRNAの初代培養細胞への有効性が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Modulation of Gonadotrophin-Releasing Hormone Pulse Generator Activity by the Pheromone in Small Ruminants2009
Author(s)
Murata K, Wakabayashi Y, Kitago M, Ohara H, Watanabe H, Tamogami S, Warita Y, Yamagishi K, Ichikawa M, Takeuchi Y, Okamura H, Mori Y
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Journal Title
Journal of Neuroendocrinology 21
Pages: 346-350
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Peer Reviewed