キメラ肝臓を用いた次世代の肝臓再生およびその移植に関する基礎研究
Project/Area Number |
09J05017
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
畑 俊行 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 肝臓移植 / キメラ肝臓 |
Research Abstract |
ブタなどの動物体内で作成した再生キメラ肝臓のヒト肝移植臨床への応用を目指し、その基礎研究としてuPA/SCIDマウス内にて異種動物であるラット肝細胞を再生させたキメラ肝臓を作成し、それをラットに移植する系を作成した。そしてキメラ肝臓をラット・レシピエントに移植することで、移植後のキメラ肝臓がレシピエント体内で長期に生着することを確認してきた。前年度の研究では、移植後キメラ肝臓の短期の機能評価、および免疫抑制プロトコルの併用によるグラフト保護効果を示してきた。本年度には、アルブミン産生に注目して移植後キメラ肝臓が4ヶ月間にわたり機能を維持することを示した。更に、免疫染色を用いて移植後キメラ肝臓が、レシピエント・ラットからの肝再生促進シグナルに対して反応し得ることを示した。また当初の移植モデルでは、キメラ肝臓グラフトの血行再建は動脈流入と静脈流出のみであったが、門脈血流の再建にも取り組んだ。その手技的モデルとして、分節小腸グラフトを用いて、レシピエント・ラットの門脈本幹とグラフト動脈カブを端側吻合する移植モデルを作成することに成功し、それをキメラ肝臓に応用した移植モデルも確立した。尚、分節小腸グラフトを用いたモデルに関しては、その手技を国際誌に投稿した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)