Project/Area Number |
09J05537
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
島尻 芳人 国立天文台, 野辺山宇宙波観測所, 特別研究員PD
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 巨大分子雲 / 誘発的星形成 / 星団形成 / ミリ波観測 / サブミリ波観測 |
Research Abstract |
申請者の研究は、我々の銀河系の大部分(>90%以上)の星が生まれるとされる星団形成モードの統一的理解を大目標に、外的要因(双極分子流、HII領域等)が次世代の星団形成に与える物理的影響(星団形成の誘発または抑制する可能性がある)を明らかにすることを目的である。具体的には、ミリ波・サブミリ波輝線及び電波単一鏡・電波干渉計の特徴を生かした観測を行うことで、単独の観測では明らかにすることが出来なかった温度・衝撃波・双極分子流・高密度ガスなどの情報を独立に得ることで、外的要因が周辺環境に与える物理的影響を調査する。これにより、外的要因(双極分子流やHII領域)によって星団形成が誘発または抑制される可能性の検討を行い、さらにその物理メカニズムの解明を目指した。 ASTE望遠鏡に搭載されたAzTECカメラによる1.1mmダスト連続波の観測やNRO45m鏡に搭載されたBEARS受信機による一酸化炭素分子の観測により、これまでにない広域・高感度のイメージを取得することに成功した。これらのデータとMSX8ミクロンのデータとを比較することで、オリオン座分子雲における次の2種類の形態の誘発的星形成の可能性を観測的に示唆することに成功した。1)オリオン座分子雲の外側にあるOB型星からの星風等によって掃き寄せ集められたガスとオリオン座分子雲との相互作用、2)オリオン座分子雲中に埋もれているOB型星から放出された紫外線と周辺ガスとの相互作用。 これらの観測成果を投稿論文にまとめ、国内外の研究会においても成果報告を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)