Project/Area Number |
09J06176
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
進士 淳平 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 甲殻類 / ホルモン / 内分泌 / ストレス |
Research Abstract |
これまでの研究で、申請者は、クルマエビ類Litopenaeus vannameiの甲殻類血糖上昇ホルモン(以下CHH)に分類される既知8種のペプチドのうち、SGP-Gが空気暴露および低塩分ストレス条件下で分泌され、その作用によりエネルギー供給が促進されることを明らかにした。こうした結果をもとに、採用最終年度である昨年度、申請者は補足実験と成果のとりまとめを行った。 補足実験においては、交付申請書に従い、水温ストレス条件下の応答の分析を行った。本種も含め甲殻類は変温動物であるため、当初は血中グルコース濃度をはじめとする既存のストレス指標は、低水温条件下では低下し、高水温条件下では上昇する温度依存的な動態を示すと申請者は予想していた。しかし、こうした予想に反し、本種の血中グルコース濃度は低水温条件下で著しく上昇することが明らかとなった。これは、温度をはじめとする体内の生理状態を直接的に変化させるストレス条件下であっても、既存のストレス指標は利用可能であることを示唆していた。申請者はさらなる解析を試みたものの、東日本大震災による実験の中断に加え、これまで使用していた実験系が機能しなくなるなどのトラブルに見舞われたため、結果的に申請者の研究は当初の研究計画通りに進展しなかった。 しかし、その一方で、成果のとりまとめにおいては、申請者は3本の論文を国際誌に投稿し、うち1本を高いインパクトファクターを有する一流誌に受理されるに至った。また、残りの2本の論文についても、校正後、受理される予定である。このように、申請者は、実験面においては研究をあまり進展させることができなかったものの、論文投稿においては十分な成果を挙げることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上述した通り、東日本大震災をはじめとし、実験系の不調など、様々なトラブルに見舞われたため、申請者の研究は実験面において十分進展しなかった。そのため、申請者は自身の研究状況をやや遅れていると評価した。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)