露出型柱脚の性能に着目した鋼構造ブレース付骨組の耐震性能評価
Project/Area Number |
09J09267
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Building structures/materials
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
浅田 勇人 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2009 – 2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | 鉄骨構造 / ブレース構造 / 露出型柱脚 / 鉄筋コンクリート基礎 / せん断抵抗 / 側方破壊 |
Research Abstract |
既存屋内運動場を想定した引張ブレース付露出型柱脚の繰り返し載荷実験行い,現実的な柱脚の応力状態を再現した上でRC基礎立上部の抵抗機構を含めた側方破壊を伴うせん断抵抗能力について検討した.実験結果より,既往の側方破壊耐力評価式は,端あき距離が小さい柱脚に対して適用できることを示した.また,応力方向に対して,後方となるアンカーボルト群のせん断耐力が側方破壊耐力に比べて十分に大きい場合では,側方破壊後も安定して耐力が上昇し,柱脚RC基礎部の最大せん断耐力は後方アンカーボルトの局所的なせん断耐力と立上部の有効抵抗領域内に配した鉄筋の累加強度となり,十分な耐力を発揮することが可能であることを示した. また,柱脚とブレースを接合するガセットプレート部の溶接部耐力に関する検討を行った.前年度に行った実験結果から明らかとなった耐力算定上の第一ボルトから30度の範囲の溶接を有効とする接合部耐力を算定する方法の一般性を検証するために,有限要素解析によるパラメトリックスタディーを行い,耐力算定上の有効溶接長は,ブレース材軸に対して対称となるような整形なガセットプレートの場合では、第一ボルトから30度の範囲における溶接長と概ね一致することを示した.一方,柱側、梁側それぞれの溶接部重心位置とブレース材軸との偏心距離が異なる場合には,偏心距離に応じた曲げモーメントのつり合いを考慮して評価する必要があることを示した.そこで柱梁側溶接部とブレース材軸との偏心距離を考慮した有効溶接長の修正法を提案し,解析結果を適切に評価できることを示した.
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)