Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Research Abstract |
【目的】ヒトの二足直立・歩行に関する研究の現状では,ヒトの乳児を対象とした運動力学的研究の研究はない.これが解明されれば,臨床医学的には,立ち上がることが困難な障害を抱える患者に有益なリハビリテーションを開発でき,また脳科学や進化学的には,二足直立の重力適応性などが明らかになる.【対象】正常小児(新生児~6歳まで)を計測した.正常人は被験者募集に関するパンフレットを近隣に配布し,公募した. 【計測方法】発達歴,既往歴の調査のため,簡単なアンケート調査を行った.運動力学的動作分析には三次元動作分析装置(Vicon MX+,VICON社),床反力計(AMTI社),床圧分布計(GaitScan,bigmat,ニッタ株式会社),ビデオカメラを用い計測した.被験者は赤外線反射マーカーをつけ,計測開始肢位として臥位とし,玩具の提示や母親から呼びかけてもらい,その時々の最大運動レベルを引き出し,玩具に向かう乳児の姿勢変換・移動動作を運動力学的に計測した.例えば,8ヶ月児なら臥位からハイハイして玩具に到達するまでを,10ヶ月児なら臥位からつかまり立ちして玩具に到達するまでを計測した. 【データ解析】 今年度は,圧分布計について解析を行い,四つ這いの接地力の強さを解析した.前後肢のピークや力積の大小を比較した.また,足の運び順も計測した. 【考察】四つ這いの接地力のデータは,我々の研究が世界初である.足の運び順については,既存のビデオによる解析よりも,我々の圧分布計による解析の方が精度高く計測できた.進化発達論的考察を行った.
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