Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Research Abstract |
本研究では,直感的で分かりやすい検索意図伝達のためのインタフェースの実現,および,ユーザの情報検索時の検索行動に関する知見を得ることを目的とする.本年度は,(1)ユーザインタラクションに基づく検索結果の統一的な再ランキングインタフェースの構築,(2)ユーザを検索プロセスに積極的に関与させるためのクエリ推薦に取り組んだ。(1)に関しては,昨年度に引き続き,ウェブサービス非依存の検索結果再ランキングインタフェースの実現に取り組み,本年度は提案システムを利用することでユーザの検索結果閲覧行為にどのような影響をあたえるのかを分析するための被験者実験をおこなった。その結果,提案システムを利用することで,既存のインタフェースとくらべて,ユーザはより多くの観点から検索結果を閲覧するようになること,また,元々下位にある検索結果からも適合情報を発見することができるようになるという知見を得ることができた,また,研究課題(2)に関しては,コミュニティ型のQ&Aコンテンツの質問・回答情報を利用し,主観的ファセットを抽出することで,ウェブ検索ユーザのクエリ修正を支援する手法を実現した.提案手法ではQ&Aコンテンツに出現する「有名な寺社」や「美味しい和菓子」といった主観的ファセット情報に焦点を当て,質問・回答情報からそうしたファセットを動的に抽出し,ウェブ検索ユーザに対して推薦する.本年度はファセット抽出におけるランキングアルゴリズムを,CoHITSアルゴリズムを適用することでより改善し,それにもとづきユーザ実験を行いシステムの有用性を示した.
|