高機能セローム解析を実現するマイクロニードル搭載型バイオプローブの開発
Project/Area Number |
09J55492
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Microdevices/Nanodevices
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
加藤 統久 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | マイクロニードル / 原子間力顕微鏡(AFM) / 細胞機能解析 / MEMS / Cellular MEMS / ナノバイオテクノロジー |
Research Abstract |
本研究では,高度な細胞機能解析のためのキーデバイスとして,マイクロニードル搭載型バイオプローブを実現し,その性能を評価することを目的としている. 本年度は,研究課題の最終目的であるセローム解析の実現に向けて,これまでに確立したバイオプローブプロトタイプを用いて細胞を使った評価実験を行った.まず,培養液中での生細胞(HeLa細胞)の形状イメージングを行った.液中において柔軟な生細胞の形状イメージングを行うため,バイオプローブカンチレバーを共振周波数近傍で振動させながら測定を行うタッピングモードで計測を行った。バイオプローブの液中での振動特性を明らかにすることで,作製したバイオプローブによって細胞表面の微細な凹凸を明瞭に観察することが可能となった. さらに,本デバイスの大きな特徴である,中空構造を有するSiO_2マイクロニードルによる細胞への極微量の生体分子の注入や細胞内での発現物質の採取を実現するための基礎的検討として,生細胞への穿刺実験を行った.この結果,先鋭化マイクロニードルによる細胞への穿刺が可能であり,穿刺後も細胞は生きた状態を維持していることを明らかとした.また,穿刺中の力を観察することによって,ニードルが細胞へ穿刺する際の細胞の力学的挙動を明らかにすることが可能となった.
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)