食事バランスガイドの普及を通じたアクティヴ・ライフの推進
Project/Area Number |
09J57091
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
高泉 佳苗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2010: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2009: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 食事バランスガイド / 認知 / 食行動 / 縦断研究 / 肥満 / 普及効果モデル / 健康増進 |
Research Abstract |
本研究の目的は、食事バランスガイドの普及効果を明らかとし、食事バランスガイドによる健康増進の具体的な方策を提案することである。平成22年度は、食事バランスガイドを認知することが食行動の改善に効果があるかどうかを縦断的に検討した。本研究は縦断研究である。2007年と2009年に、社会調査会社の登録モニターを対象にインターネット調査を実施した。調査項目は、食事バランスガイドの認知の有無と、実践している食行動を調査し、2007年から2009年にかけてのそれぞれの経時変化を検討した。その結果、2007年ですでに食事バランスガイドを認知していた者は、認知していなかった者と比較して、健康的な食行動を多く実践していた。また、2007年から2009年の間に、新たに食事バランスガイドを認知した者の食行動は有意に改善されていた。一方、2007年と2009年の両時点において、食事バランスガイドを認知していなかった者の食行動は改善されておらず、食事バランスガイドを認知していた者と比較して、健康的な食行動の実践が少なかった。このことから、食事バランスガイドを認知することは、食行動を改善する効果があることが示唆された。よって、国民に食事バランスガイドを認知させることは健康的な食生活の促進につながると考えられる。しかし、健康的な食行動の実践が不十分な者には、食事バランスガイドが認知されていないことが示された。そのため、食行動の不十分な集団が食事バランスガイドを認知することができるような普及戦略を開発していくことが求められる。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)