Project/Area Number |
10144205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
梶井 克純 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (40211156)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | レーザー誘起蛍光法 / HO_2ラジカル / OHラジカル / 校正装置 / RO_2ラジカル / 同時光分解法 |
Research Abstract |
開発中のレーザー誘起蛍光法によるOH/HO_2ラジカル測定装置の感度を向上させるためのさまざまな改良を行った結果、検出下限値として1×10^6radicals/ccまで向上した。具体的な改良点は、多重反射からシングルパスに変更することでバックグランドノイズを減らし、レーザービーム経を約1cmに大きくすることにより観測領域を増やし、それに伴う検出光学系(レンズ系)も設計変向した。これにより実大気中でHO_2ラジカルの測定が可能となった。更に校正装置の開発も行った。野外観測で実用可能な同時光分解法を用いた標準ラジカル発生装置の作製を行い性能評価を行ったところ、OH,HO_2,RO_2のそれぞれのラジカルに対して10^8radicals/cc以上の濃度で既知量のラジカルを安定に発生できることが明らかとなった。
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