Ras/HAPKシグナルを抑制しアポトーシスを誘導する新しい分泌性蛋白質
Project/Area Number |
10152236
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岡野 栄之 大阪大学, 医学部, 教授 (60160694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤本 和延 大阪大学, 医学部, 助手 (90282350)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | Ras / MAPKシグナル / Argos / ショウジョウバエ / 分泌性蛋白質 / プログラム細胞死 / EGF受容体 |
Research Abstract |
ショウジョウバエArgosは、EGFモチーフを有する分泌性の蛋白質で、変異体の表現型などから細胞分化抑制因子として機能することが知られていた。遺伝学的解析から、ArgosがRas/MAPK経路を上流から負に制御することを見いだした。生化学的解析により、ArgosがEGF受容体に直接結合して二量体形成を抑制することを明らかにした。Argosを複眼特異的に過剰発現するとRasシグナルの低下によりプログラム細胞死が誘導されることを見いだし、Rasシグナルが細胞の生存を促進することを示した。このArgosの過剰発現によって生じる表現型を変化させる変異体をスクリーニングし複数の変異体を分離した。表現型の解析結果より、これらの系統の中にはArgosと共通のシグナル経路を介して細胞死あるいは細胞分化の制御に関与する遺伝子の変異体が含まれているもの考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)