胚中心B細胞に再発現するRAG遺伝子産物によるV(D)J再構成とその意義の解明
Project/Area Number |
10167213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大森 斉 岡山大学, 工学部, 教授 (70116440)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 胚中心 / 成熟B細胞 / RAG遺伝子 / V(D)J再構成 / インターロイキン7 |
Research Abstract |
免疫グロブリン遺伝子のV(D)J recombinaseであるRAG-1,RAG-2はpro-B,pre-B細胞段階で発現しV(D)J再構成を行うが、成熟B細胞になるとその発現が停止しており、一度確定したV(D)Jの構成はその後の分化段階で保持されると考えられてきた。しかし、我々はin vitroでanti-CD40/IL-4で刺激したマウス成熟B細胞や、免疫したマウスリンパ節の胚中心(GC)B細胞にRAGが再発現してくることを見いだした。in vitro,in vivoにおいてRAG-1,RAG-2が再発現する条件で、Vλ1-Jλ1再構成の結果生じるcircular excision productが検出されたことから、再発現するRAGはV(D)J recombinaseとして活性であることが示された。このexcisionproductはリンパ節の胚中心内で主に生成していることがin situ PCRにより確認された。RAGの誘導に関与するサイトカインの解析から、IL-4以外にIL-7が同等の誘導活性を示すことを見いだした。また、成熟B細胞においても抗CD40とIL-7で刺激するとIL-7レセプターが発現してくることも発見した。IL-4(-/-)マウスでは免疫後のRAGの発現は正常であったが、抗IL-7R mAbを投与したマウスではその発現が強く抑制されたことから、in vivoではIL-7がより重要な役割を持つことが示唆された。抗IL-7R mAb投与によりGC形成が非特異的に抑制されることはなかった。抗IL-7R mAbを投与する我々の方法は、in vivoにおける特異的なRAG発現抑制方として極めて有用と考えられる。現在この方法を用いてGCにおけるRAG発現の生理的意義について解析を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)