Project/Area Number |
10170213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐々木 幸子 名古屋大学, 農学部, 教授 (00026519)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 脂肪酸合成 / 酸化・還元 / 光合成 / アセチルCoAカルボキシラーゼ |
Research Abstract |
脂肪酸合成の最初の段階に関与する酵素、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)、はペースメーカー酵素とも呼ばれ、条件に応じて活性が調節され、脂肪酸合成量を決定する重要な酵素である。植物では葉緑体に本酵素があり、光により活性化される。その仕組みが永年解らなかったが、1997年に私は還元力で活性化されることを発見し、報告した(Proc.Natl.Acad.Sci.USA,94,11096)。カルビンサイクルの酵素と同じく、光シグナルはレドックスカスケードを経由して伝達され、ACCaseを活性化されることを証明した。この結果により、光合成と脂肪酸合成が協調していることがわかった。しかし、完全に証明するためには分子レベルで示すべきである。ACCaseは複合酵素で、ビオチンカルボキシラーゼ(BC)とカルボキシルトランスフェラーゼ(CT)とからなる。このどちらがレドックス制御を受けるか調べることを今年度の目的とした。まず酵素を部分精製し、このACCaseのもつそれぞれの活性を個別に測定した。そして、酸化剤と還元剤の効果を調べた。その結果、BCではなくCTだけが酸化剤で阻害され、還元剤で活性化された。また酸化と還元反応は可逆的であった。この結果より、CTがレドックス制御されると結論した。CTには13個のシステインがある。このうち、高等植物にだけあるのは4個である。今後4個のどれが活性化に関与しているか調べる予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)