c-myb,PEBP2欠損マウスのAGM領域での造血発生の変化とその機構の解析
Project/Area Number |
10181201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
渡邊 利雄 東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (60201208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐竹 正延 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (50178688)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | c-myb / AML1 / 転写因子 / 造血発生 / 遺伝子ターゲティング / AGM領域 |
Research Abstract |
c-myb,PEBP2(=AMLl)遺伝子を欠損するマウスでは、卵黄嚢におけるプリミティブな造血能は傷害を受けないが、胎仔肝におけるデフィニティブな造血能が全く発生せず、胎令12.5日で死亡することが、我々を含めた幾つかの研究グループにより示されている。一方近年、デフィニティブな造血前駆細胞は卵黄嚢よりは遅く、しかし肝よりは早く、AGM(aorta,gonad and mesonephros)領域に発生することが判明した。9.5,11.5日令のマウス胎仔のAGM領域を細胞培養することにより、血球細胞をin vitroで発生・増殖できる系を遺伝子破壊マウスに適用し、次の2点を明らかにした。即ち、1)c-myb(-/-)またはAML1(-/-)胎仔肝におけるデフィニティブな造血の欠如は、本来なら肝に先行してAGM領域に局在するはずの、造血前駆細胞の傷害によるものである。2)AGMにおいて造血前駆細胞は、PEBP2(=AML1)転写因子の量に依存して発生・増殖する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)