Project/Area Number |
10650798
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
工業分析化学
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
J. Bernard (ユスコヴィアック ベルナルド) 九大, 工学(系)研究科, 助教授 (60284543)
|
Project Period (FY) |
1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | オリゴヌクレオチド / DNA / 光制御 / DNA結合性薬剤 / エネルギー移動 / シス-トランス異性化 / 光治療 / 電子移動 |
Research Abstract |
遺伝子を人工的に制御することは,人類の福祉の貢献に役立つものと考えられる.制御法の中で特に光を用いる系は,光治療などの例を見るように重要である.しかしながら,従来知られているDNA結合性薬剤は,天然から得られたものの類縁体に限られている.本研究では,より効率の高い遺伝子光制御分子の開発を目的とする. 著者らは次の様なシステムを開発すべく検討を加えた.すなわちDNAの溝に対して粘着性の末端を有するエチレン誘導体のシス,トランス変換によるDNA結合の制御系である.例えばトランス体では,特定遺伝子に結合するが,シスで出来なければ,これによってその遺伝子の発現能を制御できる.DNA結合性薬剤は,これまで副作用が高かった.これは,これらの薬剤がDNA配列に対して特異性が低いためであった.そこで選択性の向上の限界を打破するために光とカップルしたシステムを考案したのである.これによって光照射部のみの反応により選択性を取得できる.これらの基礎的検討は,息詰まっていたDNA試薬の今後の展開を約束するものであり極めて重要である. 当該年度では,光異性可能を有するDNA結合性分子を合成し,DNAとの相互作用を光照射果または非照射下での検討を行い,上記過程が実現可能なことを証明できた.
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)