タンパク質を基盤としたバイオミネラル形成機構の解明
Project/Area Number |
10740386
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生物形態・構造
|
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
宮本 裕史 近畿大学, 生物理工学部, 助手 (20271413)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | バイオミネラル / nacrein / 貝殻 / アコヤガイ / 炭酸脱水酵素 / ナクレイン |
Research Abstract |
貝殻などのバイオミネラル形成が、遺伝的に制御された過程であることは明らかであり、貝殻中に含まれるタンパク質が炭酸カルシウムの結晶形成を左右することが報告されている。この報告を受け、最近のバイオミネラリゼーション研究の流れは、個々のタンパク質を同定し、その一次構造を決定することに主眼がおかれてきた。しかし、これらのタンパク質の特珠性ゆえか、現在までに同定されているタンパク質は数えるほどしかない。我々のグループでは、アコヤガイを材料として、バイオミネラル中に存在するタンパク質であるnacreinのcDNA単離に成功し、貝殻形成を左右するタンパク質解析への口火をきった。 本年度の本研究では、nacreinタンパク質がアコヤガイのような二枚貝だけではなく、ヤコウガイのような巻き貝にも存在し、グリシン、アスパラギンの繰り返し配列の特徴に両者の間で違いのあることを示した。また、nacreinタンパク貿が真珠層のアラレ石形成を制御していることを明らかにした。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)