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癌遺伝子C−sis mRNAの翻訳調節に関する研究

Research Project

Project/Area Number10770091
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental pathology
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

二上 英樹  北大, 免疫科学研究所 (80280858)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed(Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost : ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Fiscal Year 1998 : ¥1,100,000 (Direct Cost : ¥1,100,000)
Keywordsc-sis / PDGF / 血小板由来成長因子 / 翻訳 / 癌遺伝子 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

c-sis癌遺伝子産物は血小板由来成長因子(PDGF)B鎖であることが知られており、間葉系細胞や神経細胞の増殖・分化調節因子で、種々の生理機能や多くの病態に関与している重要な因子である。しかし、その遺伝子発現のメカニズムには不明な点が多く、これまでに明らかになっているのは、PDGFB鎖mRNAが非常に長い5'末端非翻訳領域(5'UTR)を持ち、この配列がmRNA自身の翻訳を阻害するということである。そこで、c-slsmRNAの翻訳調節機構を明らかにするために、5'UTR配列の翻訳抑制に対する働きについて実験を行い、以下のような結論を得た。
(1) 5'UTRの下流にレポーター遺伝子を組み込んだ発現ベクターを作成し、細胞へ導入実験を行った。5'UT拍記列にポイントミューテーションを起こしたベクター数種類を用意し調べたところ、5'UTR上に存在するSort Open Reading Frarne(SORF)が、翻訳抑制に関与していることが明らがになった。しかし、同時に、SORF配列だけでは翻訳抑制の効果を全て説明することはできず、他の配列の関与も必要なことも明らかとなった。
(2) これまでのc-sis遺伝子発現の実験は、ほとんど細胞を用いて行われてきたが、これは、良い実験モデル動物がなかったことによる。これらの問題を解決し、in vivoにおけるc-sis mRNAの5'UTRの働きを解析することを目的とし、 (1)の実験に用いた発現ベクター配列をゲノム遺伝子に組み込んだトランスジェニックマウスの作成を行った。これまで数系統のヘテロマウスの作出を確認した。

Report

(1results)
  • 1998 Annual Research Report

URL :

Published : 1998-04-01   Modified : 2016-04-21  

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