Project/Area Number |
10770326
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
高良 綾子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90256488)
|
Project Period (FY) |
1998 – 1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | TGF / 心筋 / 分化 / TGFベータ1 / アイソフォーム / クローニング |
Research Abstract |
今回我々は、TGF-β1の心筋分化における発現様式について検討する過程で、心筋分化に伴い発現が増加するTGF-β1遺伝子・のスプライシングバリアントを発見し、生物学的解析を行った。心筋へ分化誘導したP19細胞よりcDNAを作成し、PCRによりTGF-β1遺伝子・のスプライシングバリアントをクローニングした.得られた塩基配列は既知のTGF-β1に504塩基対の新たな配列が挿入されたものであり、既知のTGF-β1とはカルボキシン末端を異にする蛋白質をコードしていると推察された。本転写産物はRibonuclease Protection Assayによっても検出された。本転写産物はマウスの胎生11.5日よりその発現を認め、成人マウスでは脾臓と心臓に多く発現していた。培養細胞では、線維芽細胞由来であるNIH/3T3細胞とL細胞に多く発現していた。組み替え蛋白を用いた実験から、本蛋白は既知のTGF-β1と同様にプロセッシングを受けると考えられた.今後はプロセッシングを受けた後の蛋白部をコードするcDNAを用いて、生物学的機能について検討していきたい.
|