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皮膚3次元培養モデルを用いたアトピー性皮膚炎の皮膚バリア機能の研究

Research Project

Project/Area Number 10770382
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

沼上 克子 (菊地 克子)  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (50250759)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsアトピー性皮膚炎 / 皮膚バリア機能 / 3次元皮膚モデル
Research Abstract

まず、市販されているヒト皮膚再構築モデル(TEST SKIN)の、air lift後、1週間の培養皮膚を入手し、それを1週間培養する系が、角層を含めた表皮の構築を観察するのに適していることを明らかにした。その後、その培養系に、種々のサイトカインを添加して構成される皮膚がどの様に変化するか組織学的に観察することを試みた。はじめに、IFN-γ,TNF-α,GMCSF,IL-1β,IL-8を培地に添加して対象と比較してこれらのサイトカインの表皮形成に対する影響を調べた。HEで染色した組織を観察すると、TNF-αを加えたモデルでは、サイトカイン無添加コントロールと比較して、表皮は薄く錯角化が著名に認められた。IFN-γでは、表皮は半ば壊死に陥った様に見られ、錯角化は認められなかった。IL-1βでは、軽度の錯角化が認められた。GMCSF、IL-8を添加したモデルでは、コントロールと比較して著変を認めなかった。引き続き、このような表皮形成において、表皮成熟化の過程で形成される蛋白、インボルクリン、ロリクリン、フィラグリンがどの様に変化するかを免疫組織学的に検討を進めている。さらに、これらの表皮細胞において、接着分子、HLA-DRが表現されているかどうか、錯角化にいたった表皮ならびに壊死に陥った様に観察された表皮細胞についてアポトーシスが関与しているかについても検討する予定である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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