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開発反対型からまちづくり型への地域環境意識の展開に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10875115
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Town planning/Architectural planning
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

濱田 孝昭 (濱田 学昭)  和歌山大学, システム工学部, 教授 (10047318)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神吉 紀世子  和歌山大学, システム工学部, 講師 (70243061)
奥 俊信  和歌山大学, システム工学部, 教授 (20029359)
足立 啓  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (50140249)
Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords地域環境意識 / 天神崎自然保護運動 / 小樽運河保存運動 / 鎌倉御谷保全運動 / 開発反対型運動 / まちづくり型運動 / 市民意識調査
Research Abstract

本年度の研究では、平成10年度における天神崎自然保護運動における地域環境意識の展開をモデルとしてさらに整理する共に、都市の既成市街地の内部あるいは隣接地に位置する河川、海岸、借景的森などの自然環境的要素の開発反対からまちづくりに転じた先進的代表(展開がうまくいった)事例を分析し、地域環境意識の展開における活動組織の運営・展開方法論、行政のまちづくり支援の方法論を普遍化して方法論としてのフレーム構築を試みた。
展開が比較的うまくいった事例として(1)北海道小樽市における小樽運河埋立、石造倉庫群の開発の反対運動とまちづくり展開、(2)鎌倉市における御谷(鎌倉の鶴岡八幡宮裏山、都市計画風致地区)の保全運動とまちづくり展開、を分析する。
前者の事例では1970年代に小樽運河埋立、石造倉庫群の開発の反対運動が起こり、その後の開発中止、その後の運河を活かした観光を産業の柱とする小樽のまちづくりに発展した。後者の事例では1960年代御谷の宅地造成開発が起こり(当初、行政は申請は合法であり認めざる終えないとの姿勢、しかし、若宮大路から鶴岡八幡宮の社殿を望む古都鎌倉の景観破壊となる)、鎌倉在住の文化人、財界人が中心となり財団法人鎌倉風致保存会設立、1966年開発予定地の山林1.5haを1500万円で購入、同財団の募金活動は1964年から68年迄の約4年間総額約3137万円(個人64件約336万円、団体法人約700万円、鎌倉市2100万円)となり1966年古都保存法制定の契機となり、買い取り候補地の一部が「特別保護地区」に指定され、国により買い上げられ、現状変更が厳しく禁止されている。
この2事例における開発反対からまちづくりに向けての地域環境意識の共有化過程では、活動主体が初期の知識人、専門家から、活動拡大時期の住民主体、さらに、後期での行政参加、というような広がりをみせ、地域環境意識の形成につながっている。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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