候補遺伝子アプローチ・連鎖解析・罹患同胞対解析を用いる痛風の病因遺伝子の同定
Project/Area Number |
10877178
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Metabolomics
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
板倉 光夫 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60134227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森谷 眞紀 徳島大学, 医学部, 助手 (50301312)
山岡 孝 徳島大学, 医学部, 助手 (40263826)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 排泄低下型痛風 / 産生過剰型痛風 / 連鎖解析 / 候補遺伝子アプローチ / ATase / SNP / 連鎖不平衡解析 / PRPP合成酵素複合体 / 罹患同胞対解析 / 尿酸トランスポーター |
Research Abstract |
本申請では、「産生過剰型」と「排泄低下型痛風」患者の両者を対象として、痛風、および高尿酸血症の病因遺伝子を同定するために、『候補遺伝子アプローチ』と『連鎖解析』の両方法を用いて解析を行い、以下の知見を得た。 1)排泄低下型痛風患者の6世代にわたる一大家系(40検体)の末梢白血球から抽出したDNAを用いて、X染色体を除く全染色体上の343種類のマイクロサテライトマーカーを用いて多型を解析し、得られた結果を、Linkage packageソフトを用いて分析を行った。パラメトリック連鎖解析の結果、16番染色体短腕に連鎖が認められ、多点解析で最高ロッド値6.14を示す領域を見い出した。 2)産生過剰型痛風の疾患感受性遺伝子を同定するために、疾患候補遺伝子であり、申請者らがクローニングしたアミドフォスフォリボシルトランスフェラーゼ(ATase)遺伝子、およびプリン代謝の生合成に重要なPRPP合成酵素複合体の4つの構成要素をなす、PRS1、PRS2、PAP39、PAP41の遺伝子局所の単一ヌクレオチド多型(SNP)解析を行うために、これら遺伝子のゲノム構造を決定した。さらに、全エクソン、およびプロモーター領域について、多色蛍光標識MF-PCR-SSCPを用いてSNP多型を集積し、痛風患者と健常者集団間でSNPの頻度を比較し、両群間で連鎖不平衡にあるSNP多型を数種類見い出した。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)