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全身麻酔の鎮静,鎮痛レベルの分離評価は可能か:聴性誘発反応および体性誘発反応を用いて

Research Project

Project/Area Number 10877236
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

長谷川 隆一  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10301053)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 最首 俊夫  東北大学, 医学部附属病院, 助教授 (30201502)
星 邦彦  東北大学, 医学部附属属病院, 講師 (10165532)
Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Keywords全身麻酔 / 麻酔深度 / 脳波 / 聴性誘発反応 / 体性誘発反応 / 帝王切開術 / 術中覚醒
Research Abstract

今回の研究の目的は全身麻酔中に鎮静と鎮痛のレベルを別個に評価するということであった。そこで最近臨床応用された脳波の周波数解析を用いて、帝王切開術の患者を対象とした鎮静レベルの確認と、鎮痛方法を変えたときの変化について検討した。通常帝王切開術の全身麻酔はチオペンタールのみで行うが、そのため術中覚醒を生じやすい。一方硬膜外麻酔を併用する場合は、それにより鎮痛を行うことで麻酔深度を深く保つことができる可能性がある。脳波計(pEEG:ドレーゲル)と術後のインタヴューで帝王切開術施行時の麻酔深度について次のような知見が得られた。pEEGの値はSEF95(脳波のスペクトルの95%のパワーが入る最大の周波数)には差が認められなかったが、SMF(同じく50%のパワーが入る最大の周波数)は硬膜外併用によって有意ではないが低くなる傾向がみられ、麻酔深度が深くなった可能性が示唆された。しかし術後のインタヴューではどちらの麻酔法でも術中覚醒を生じた例はなかった。
現在は硬膜外麻酔を併用する全身麻酔症例を検討するために、聴性誘発反応および体性誘発反応測定の準備を行っている。この両者は刺激に対する脳波を加算平均するので、比較的ノイズには強いのであるが、手術室はさまざまなノイズが多く、また電気メスの使用を制限することも難しい。そこで手術室の中でボランティアを用いて無麻酔下に刺激および脳波の測定を行い、覚醒時のコントロールデータを取りながら、ノイズを除去する方法を検討している。
今後はボランティアあるいは、実際に手術をうける患者で全身麻酔下に脳波および各誘発反応を測定し、各々の値の関連について検討してゆく予定である。なお平成10年度の科学研究費の交付が12月にずれこんだため、大幅な研究計画の変更を行った。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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