Project/Area Number |
10F00737
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
放射線科学
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
岡沢 秀彦 福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 偉 (WANG Wei) 福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2011: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | dPAT / 脳脊髄糖代謝 / ポジトロンCT (PET) / ex vivo / フルオロ酢酸 / ブドウ糖代謝 / グリア殖能 / FDG |
Research Abstract |
脊髄の虚血性変化や変形性脊椎症に伴う圧迫性障害では、FDG-PETによる糖代謝の亢進が報告されており、viabihtyの有無を機能画像による代謝の変化で予測可能であることが示唆される。一般に脳神経細胞における虚血時の糖代謝亢進は様々な基礎研究により確認されており、脊髄においても同様の変化が予想されるが、脊髄組織の虚血や障害による代謝変化と病理組織学的な変化の詳細な検討はまだ行われていない。本研究ではラットの脳脊髄を取り出し、ex vivoで組織を生存させたまま、虚血状態、低酸素状態における糖代謝の変化と病理組織学的変化との対比を行い、in vivoでの脳脊髄障害と同様のモデル実験が可能か検討した上で、それぞれの状態における糖代謝変化を観察した。これらの基礎実験に基づき、脳脊髄障害モデルラットを作成し、ポジトロンCT(PET)による糖代謝の変化をin vivoで確認した後、モデルラットの脳脊髄組織とPET画像を対比することで、ex vivoにおける実験モデルの確認を行った。当初脳脊髄損傷に関する研究であったが、dPATは薬剤の神経組織ブドウ糖代謝への影響を観察する非常に優れた実験系であるので、様々な薬剤に対する脳脊髄切片の代謝変化も計測した。神経毒性・保護効果が報告されている薬剤を加えた際の糖代謝変化をex vivo(dPAT)で観察し、in vivo PETでの検討と対比するため、薬剤投与後の脳代謝の変化をFDG-PETを用いて確認した。
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