Project/Area Number |
11122217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 真至 神戸大学, 工学部, 教授 (50107348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久米 徹二 岐阜大学, 工学部, 助手 (30293541)
藤井 稔 神戸大学, 工学部, 助手 (00273798)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | フォトニックドット / Whispering Gallery Mode / フォトントンネリング / 誘電体微小球 / 表面プラズモン |
Research Abstract |
今年度は、微粒子(フォトニックドット)に局在するフォトンモードを介した共鳴トンネリング現象の解明を試みた。さらに、粗い金属表面上の表面プラズモンに付随する近接場を、ファイバープローブにより直接観測し、近接場の局在状態と表面粗さの関係について調べた。 1.フォトニックドットを介した共鳴フォトントンネリング フォトニックドットとしては誘電体微小球(Polystylene Sphere)を使用した。プリズムから全反射の条件で光を入射し、プリズム底面からEvanescent波を発生し、光のトンネルプロセスをi)Evanescent場によるWhispering Gallery Modes(WGM)の励起、及びii)WGMに付随する近接場のプリズムによるデカップリング、に分けて実験した。いずれの段階においても、WGM励起に対応する共鳴ピークが明確に観測された。 2.粗い金属表面上での表面プラズモン励起 種々の粗さを持つ銀表面を作製し、ATR法により表面プラズモンを励起した。さらに、表面プラズモン励起の条件化で、先端を尖鋭化した光ファイバーでEvanescent波の減衰距離を測定した。その結果、粗い表面上では、プラズモン励起の入射角度を変化させても、減衰距離がほぼ一定になることが見いだされた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)