小胞体ストレス応答性新規蛋白質Herp及びRTPに関する研究
Project/Area Number |
11153231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
小亀 浩市 国立循環器病センター研究所, 病因部, 室員 (40270730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 敏行 国立循環器病センター研究所, 脈管生理部, 室長 (90183970)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 血栓症 / ホモシステイン / 血管内皮細胞 / 遺伝子発現 / 小胞体ストレス / 分子シャペロン / RTP / Herp |
Research Abstract |
血栓症の危険因子として、高ホモシステイン血症が知られている。近年私達は、血管内皮細胞のホモシステイン刺激及び小胞体ストレス負荷で発現量が増加する新規蛋白質Herp及びRTPを発見した。そこで本研究は、「小胞体ストレス応答機構の解明」「両蛋白質の機能探索」「高ホモシステイン血症の病態発症機序解明」を主目的として計画された。以下に成果を列記する。【Herp及びRTPの転写調節機構】レポータージーンアッセイによって、Herp遺伝子においても既知の小胞体ストレス応答シスエレメントERSEが機能していること、さらに新規エレメントERSE-IIも関与していることを見出した。両エレメントが相加的に働くらしい。一方、RTP遺伝子にはいずれの配列も存在せず、別のエレメントあるいは転写以外の段階で発現調節されている可能性が示唆された。【Herpの小胞体局在】Herpは、他の小胞体ストレス蛋白質と異なり、小胞体膜に局在する。そのトポロジーを解析すると、分子の大部分が細胞質に露出していることが明らかになった。これは、Herpが小胞体内腔の蛋白質に対してシャペロン様活性を発揮しない可能性を示す。【RTP相互作用蛋白質の同定】酵母Two-Hybird系を利用してRTP相互作用蛋白質の同定を試みたが、陽性クローンは得られなかった。【RTPのリン酸化】RTPのリン酸化残基を特定するため、多くのRTP変異体発現ベクターを構築した。現在、解析進行中である。【高ホモシステイン血症と小胞体ストレス】高ホモシステイン血症患者の繊維芽細胞におけるHerp、RTP、GRP78量を正常群と比較したところ、病態差よりも個体差が大きかった。【Herpノックアウトマウス作成準備】マウスHerpの遺伝子構造を調べ、Herp欠損マウス作成用ベクターを構築した。現在、ES細胞のスクリーニング中である。以上の成果を基盤に研究を進め、Herp及びRTPの生理機能や病態との関連解明を目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)