複数の細胞外シグナル因子による遺伝子発現制御の解析
Project/Area Number |
11154228
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
後藤 聡 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助手 (60280575)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 茂生 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 教授 (60183092)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | 発生 / ショウジョウバエ / 遺伝学 / エンハンサートラップ |
Research Abstract |
発生や再生といった生命現象において、細胞の増殖や運命決定に細胞外からシグナルによる制御は重要な役割を果たしている。我々は、細胞運命に関わる遺伝子の発現が複数の細胞外シグナルによって制御されている系として、ショウジョウバエの翅・脚が形成される過程に着目して研究を進めている。 ショウジョウバエの翅・脚は、TGF-beta superfamilyに属するDPPとWNT familyに属するWG、Drosophila EGF ReceptorのリガンドであるSPITZといった複数の細胞外シグナルによって胚期に誘導される。その際、それぞれのシグナル因子の発現が時間的空間的に異なったパターンで正しく制御されている。我々は、それぞれのシグナル因子の役割を調べるために、突然変異体や強制発現系を用いて解析し、さらにそれぞれのシグナル伝達経路においてクロストークの可能性を検討した。 また、翅・脚形成過程において時間的空間的に発現が制御されている遺伝子を網羅的に検索するために、Gal4を用いたエンハンサートラップ系統を作成し、胚期と幼虫期に翅・脚原基で発現している系統、および成虫の脚の形態の異常を示す系統をスクリーニングしている。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)