水浸による舗装内空洞の発生・成長メカニズムと補修判定基準の提案
Project/Area Number |
11750444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
上野 勝利 徳島大学, 工学部, 講師 (70232767)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 水浸沈下 / 舗装 / 空洞 / CBR / 締め固め / 水浸破壊 / 支持力 / 締固め |
Research Abstract |
平成12年度には平成11年度に引き続き、試験材料を3種に増やし、埋戻材料の水浸による強度低下特性試験を行った。さらに模型地盤の載荷試験を行い、空洞の有無が支持力に及ぼす影響、ならびに空洞の深さと幅による支持力の違いについて検討した。 1 水浸による強度低下特性試験 15cmモールド内に埋戻材料を締め固め後、繰り返し水浸履歴を与え、表面の沈下量を計測した。更に水浸後、CBR試験に準拠した貫入試験を行った。あらかじめ試料の厚さが試験結果に及ぼす影響を検討した。また埋め戻し材料には現場より採取した現場土、建設残土を粒度調整した改良土、埋戻材料として市販されている購入土の3種を用い、材料による違いを検討した。その結果、(1)水浸による密度変化は試料の厚さに比例すること、(2)貫入試験では、底板の影響を極力排除するために、試料厚さは厚い方が有利なこと、(3)細粒分が少なく粒度の悪い現場土では、水浸による密度や支持力変化が他の材料に比べ大きいこと、(4)少なくとも締固め度85%程度以上で締め固めなければならないこと、などが明らかとなった。 2 空洞を有する地盤の載荷試験 幅3cm長さ20cmの帯基礎について、空洞の有無による支持力の違いについて実験を行った。模型地盤には石膏とカオリンの混合土を用いた。載荷試験より、(1)空洞が浅く、幅が広くなるにつれプランドル型からパンチ型へと破壊形態が変化した、(2)空洞幅3cmのケースでは、空洞深さが基礎幅の4.5〜6倍程度までの範囲では、極限支持力に空洞の影響があった、(3)空洞の影響がある空洞深さの範囲では、空洞深さに比例して極限支持力が増加することが明らかになった。 3 空洞を有する地盤の支持力解析 市販の有限差分法プログラム(FLAC)を用い、空洞の存在が極限支持力に及ぼす影響について検討し、影響の生じる空洞の幅と深さについて、判定図表を提案した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)