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脊髄後角における有髄線維発芽のメカニズムと機能の解明

Research Project

Project/Area Number 11770863
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

小佐井 和子  宮崎医大, 医学部, 助手 (00234740)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords坐骨神経桔紮ラット / Fos
Research Abstract

坐骨神経結紮ラット(CCI)で触刺激による痛みの解明をするために脊髄後角におけるC線維損傷,NGFの投与によるC線維損傷の改善とA線維の発芽の関連を調べ、またその神経伝達の機能について触刺激によりc-FOS蛋白陽性細胞の発現の有無と発芽の投射部位とを比較検討し,この発芽の機能についても調べる予定であった。初めの計画では、平成11年度にCCIモデルを作製し疼痛行動実験と組織化学実験によるC繊維とA繊維の観察を行い、平成12年度にNGFの投与によるAおよびC線維の投射様式の変化と触刺激によるc-FOS蛋白陽性細胞発現についての免疫組織化学実験を行う予定であった。実験手順の関係より今年度は実験1と実験3をおこなった。結果1:疼痛行動テスト:アロディニアを調べるためにvon Frei filamentで足底を圧迫し、機械的侵害閾値を測定した。術前、2週間後で比較検討した。その結果、触刺激なし群;control 3.9±0.9(g)、2週間後0.37±0,34(g)、触刺激群;control 4.56±1.6(g)、2週間後0.31±0.31(g)となった。両群間では有意差はなかったが、controlと2週後では有意差がみられた。
結果2:C-fos陽性細胞数の変化:坐骨神経結紮モデルのラットにおけるL4/5での脊髄後角I/II層でのc-Fos陽性細胞発現(8.2±8.0)(平均±標準偏差)、さらに触刺激を加えたラットでの脊髄後角I/IIでのc-Fos陽性組胞発現(15.4±8.8)で両群間で有意差が見られた。
以上より、坐骨神経結紮ラットで触刺激によりc-Fos発現が有意に増加することがわかった。これは有髄線維が発芽する脊髄後角I/II層に主に見られ、触刺激により有髄線維が痛みを伝達している可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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