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エチレンによる組織・器官分化の誘導とその分子細胞生物学的解析の試み

Research Project

Project/Area Number 11874120
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 植物生理
Research InstitutionInternational Christian University

Principal Investigator

風間 晴子  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20052277)

Project Period (FY) 1999 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2000: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywordsエチレン / パターン形成 / 組織分化 / 器官分化 / 孔辺細胞 / キュウリ / 細胞分裂 / エンドリデュープリケーション / 細胞周期 / 細胞分裂パターン / DNA合成 / 気孔分化
Research Abstract

これまでの年度において,孔辺細胞の始原細胞(initial cells)やトライコプラストのような潜在的に細胞分裂をする能力をもった細胞群に対して,エチレンの暫時処理がそれらの細胞分裂能の増加もたらすことを示してきたが,この作用が,さらに他の同様に細胞分裂のポテンシャルを有する細胞群においても普遍的に見られるかどうかを検討した.その結果,維管束系の細胞群における細胞分裂能の増加をはじめ,不定根の誘導などを様々な組織・器官において同様の結果を得,エチレン作用としては,その存在下においては細胞周期におけるM期への移行を阻害し,エンドリデュープリケーションを促進させ,エチレン除去後には,G2期にある細胞を即M期へと移行させ,細胞質分裂を誘導することの普遍性が示された.これらの結果をもとに,細胞がエチレンに曝された時の細胞周期における位置(例えば,G1であるかG2であるか)が,エチレン除去後の細胞質分裂によって産生される細胞の種類(例えば,孔辺細胞を産生するか,孔辺母細胞を産生するか,または孔辺細胞副細胞を産生するかと言ったcell fateの決定に関わる事象)の決定の鍵を握ると考えるモデルを立て,これを証明するべく,現在も実験を継続中である.結果の一部はすでに,論文として投稿中のもの,投稿準備中のものがある.さらに,新たな展開として,温度シフトによるストレスがもたらす細胞増加の現象が,阻害剤の実験からも,エチレンを介した反応であるとの結果を得たことから,こうした観点からの研究をも今後の課題とすることを考えている.

Report

(3 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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