Project/Area Number |
11F01002
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
芸術学・芸術史・芸術一般
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
岩崎 秀雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CASTRO JuanM. 早稲田大学, 理工学術院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | バイオアート / 人工細胞 / バイオマテリアル / Soft interfaces / 生命科学 / サイエンスアート / インターナショナルコラボレーション / バイオワークショップ / メディアート |
Research Abstract |
1.生命情報科学とデザインアートに関する研究については、2012年4月にオーストラリアのWester nAustralia大学のSymbioticA(バイオ・アート・センター)とコラボレーションした。その目的は、日本のバイオアートを紹介し、アートと生物の融合、可能性を模索することであり、その結果はオーストラリアで発表した。 2.生命科学技術を援用するバイオメディアアートの動向に関する調査研究については、生物のバイオマテリアル(生きている細胞)とリボソーム及びタンパク質等の人工細胞(soft interfaces)の研究を行い、バイオアートの可能性を追求した。研究結果については、学会発表で論文発表を行い、そのうち2本の論文は学会誌掲載。 3.日本におけるバイオアートの展開に関する調査研究については、芸術と生物学の接点がよりよく理解される為に外国と国内で学会発表を積極的で行った。その目的は、社会に対してバイオアートの言語、技術、概念を説明し、また海外に対して日本におけるバイオアートの現状と可能性を提示するものであった0 4.生命情報アートの可能性の模索に関しては、2012年度にベルギー、オーストラリア、カナダ、ロシア、2013年度に日本、イタリアで、アートとバイオテクノロジーの分野でのプレゼンテーションをした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
生命情報科学とデザイン・アートに関する研究、日本におけるバイオアートの展開に関する調査研究、生命情報アートの可能性の模索は当初の計画以上に進展し、生命科学技術を援用するバイオメディアアートの動向に関する調査研究も計画以上に進展した。その理由は、国内外における学会での発表が、理解と共感を得ることによって次の発表へと連鎖を生み、11回の発表へと機会が広がったことがあげられる。
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Strategy for Future Research Activity |
アートと生物学問の新しい相互作用を学術的概念から知らしめる実用的なツールとして、日本国内外で研究成果の発表、論文及びワークショップをさらに発展させて行きたい。その為にはエンジニアリング、設計、美学と広範囲に亘る新たなフォームを生成することが期待される。この課題は今後、身近な社会、及び自然環境、日々進歩を続ける技術について新しい概念や実用的なフレームワークを開発するための一助となると思われる。
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