Project/Area Number |
11F01085
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Plant pathology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
鈴木 信弘 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
COPE A.e. 岡山大学, 資源植物科学研究所, 外国人特別研究員
COPE A.E. 岡山大学, 資源植物科学研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2013: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2012: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | RNAサイレンシング / RNAサイレンミング抑制タンパク質 / dsRNA / レオウイルス / ハイポウイルス / RNAサイレンシング抑制タンパク質 |
Research Abstract |
クリ胴枯病菌(Cryphonectria parasitica)は子のう菌の一種でクリ樹を枯死させる植物病原菌である。クリ胴枯病菌は少なくとも5科のメンバーの宿主となっている。本研究では、異種ウイルス(ハイポウイルス)の蛋白質(p29)で誘発可能なレオウイルス(MyRV1)ゲノムセグメントの遺伝子再編成を多方向から解析した。今年度は上記目的のため以下の3項目を実施した(申請書に記載した実施項目3,4の実施状況については昨年度のC-7-1を参照されたい)。 5p29のmiRNAへの影響 糸状菌ではsiRNAは同定されているが、miRNAは未だ発見されていない。そこで、miRNAのクローニングを試みた。しかし、それらの同定には至らなかった。但し、これを相殺する成果として、アカパンカビあるいは植物でsiRNAの増幅に関与すると考えられるRNA依存RNA合成酵素遺伝子(rdr1)の破壊株を得るのに成功し、破壊株では再編成誘導が起らないことを明らかにすることに成功した。 6植物ウイルス由来RNAサイレンシング抑制蛋自質の遣伝子属編成誘導能 RNAサイレンシング抑制能と遺伝子再編成誘導能との関連が示された場合は、他のRNAサイレンシング抑制蛋白質(例えば、植物ウイルス由来のPotyvirus HC-Pro, cucumovirus 2b, tombusvirus p19)のMyRV1遺伝子再編成誘導能を検定した。しかし、結果は陰性であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた実施項目を遂行してきている。さらに、興味深い課題(下記)の発見に結びついている。
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Strategy for Future Research Activity |
上記実施項目5で述べ左ように、CHVI p29のmiRNAへの影響は不明のままである。仮にクリ胴枯病菌にmiRNAが存在する場合、それらの標的も不明である。遺伝子再編成の誘導との関連を調べる必要がある。 また、ag12とdc12破壊株でのMyRV1/S4sss再編成誘導において質的に異なることが明らかとなった。すなわち、dc12破壊株で速く再編成株が誘導される。この現象を、さらに解析する必要がある。
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