Project/Area Number |
11F01342
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Polymer chemistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山元 公寿 東京工業大学
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KANG L.-C. 東京工業大学, 資源化学研究所, 外国人特別研究員
KANG Linchen 東京工業大学, 資源化学研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2011 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | デンドリマー / フェニルアゾメチン / 酸素還元 / 白金 / 金 / ナノ粒子 / クラスター |
Research Abstract |
4置換コアを有する第4世代フェニルアゾメチンデンドリマー(TPMG4)に対する金属集積を試みた。まず、塩化白金(IV)と塩化金(III)それぞれの集積挙動を紫外・可視吸収スペクトル(UV-vis)測定によって確認した。デンドリマーのクロロホルム:アセトニトリル=1:1溶液に対して金属塩化物のアセトニトリル溶液を滴下していった所、錯体吸収の増加とアゾメチン由来の吸収の低下が見られた。この反応における等吸収点を詳細に分析した所、最初の4当量に続いて8当量、16当量、32当量の金属の滴下に従って等吸収点がシフトしていることが明らかとなった。この等吸収点のシフトに要した金属塩化物の当量とデンドリマーの内層からのイミン数が一致したことから2種の金属塩化物がそれぞれデンドリマーに対して内層から放射状段階的に錯形成可能であることが明らかとなった。次に、塩化白金(IV)と塩化金(III)の複合的な集積を試みた。塩化金(III)をデンドリマーの内層(1から3層目)、塩化白金(IV)をその外層に集積するというヘテロな集積が様々な割合で可能であることが明らかとなった。得られた金-白金バイメタリック集積体に対して水素化ホウ素ナトリウムによる還元を行いバイメタリックナノ粒子を作成した。得られた粒子のTEM画像から単分散なナノ粒子が生成している事を確認し、XPS測定から金属原子が0価に還元されていることを確認した。これらのデンドリマー内包バイメタリックナノ粒子をグラッシーカーボン電極上にキャストし酸素還元触媒能を測定した。一定の割合までは金の含有量の増加に伴って白金原子当たりの触媒活性が増加することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していた、バイメタリックナノ粒子の創製とその触媒能評価を行なっていることからおおむね順調に進展した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、次のステージに向けてより精密な触媒能の評価と分子計算なども用いたナノ粒子のモデルも活用して、バイメタリックナノ粒子の構造解明に進めるとよい。
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