気候特性に適合した環境効率の高い市街地形態に関する研究
Project/Area Number |
11J02643
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
玄 英麗 東北大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 建物配置 / 風通し / 日射遮蔽 / 熱的許容度 / SET^* / 屋外物理環境 / 社会的便益 |
Research Abstract |
1)屋外温熱環境の質(Quality)を評価するための新たな指標の提案 ある計画敷地を対象として、その屋外環境の質を屋外物理環境と社会的便益の面から評価するため、昨年提案した指標(Index1と2と3)に新たな指標(Index4と5)を追加し、検討を行った。 Index1:計画敷地内でSET*(新標準有効温度、温熱快適性を表す指標)が許容上限値以下となる領域の面積 Index2:Index1の値を計画敷地面積で基準化した数値 Index3:Index1の値を敷地内のオープンスペースの面積で基準化した数値 Index4:計画敷地内に住んでいるすべての人たちが楽しめる熱的に許容できる面積を計画敷地面積で基準化した数値(Index4=Index2*計画敷地における容積率) Index5:計画敷地内に住んでいる人たちの一人当たり楽しめる熱的に許容できる面積を計画敷地面積で基準化した数値(Index5=Index2/計画敷地における容積率) 気候特性に適合した最適な建物配置はIndex4と5の値により決定される。 2)広州と仙台における最適な隣棟間隔 広州と仙台を対象として、建物隣棟間隔(D)と建物高さ(H)の比(D/H)を系統的に変化させた解析を実施し、1)で考案した評価指標を用いた評価を行った。この結果、広州と仙台でのD/Hの最適値は0.71となった。 3)鉛直壁面が屋外温熱快適性に与える決定的な影響 緯度の変化による屋外温熱環境の変化を把握するため、広州と仙台における表面温度の分布と平均放射温度の分布を比較した。この結果、広州における太陽高度が仙台に比べより高く、より多くのオープンスペースが日差しを受け入れるが、広州における平均放射温度がより低かった。これは、広州における太陽高度が高いため、鉛直壁面が受け入れる日射が仙台より少なく、表面温度が低かったためだった。これにより、鉛直壁面が屋外温熱環境に決定的な影響を与えることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)