Project/Area Number |
11J03966
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Risk sciences of radiation/Chemicals
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
巣山 慶太郎 九州大学, 理学研究院, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2011 – 2012
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | 核内受容体 / 受容体結合試験 / 蛍光トレーサー / ビスフェノール |
Research Abstract |
遺伝子の転写因子である核内受容体はホルモン等のリガンドが結合することによって活性化され、標的遺伝子の転写を促進する。一方、内分泌撹乱物質はこれらの核内受容体に結合して受容体応答を無秩序に誘起、あるいは遮断する。このため、ヒト核内受容体48種全てに対する特異的な結合を評価するための「受容体結合試験」の実施が必要である。受容体結合試験には標準化合物として、放射標識化合物が一般的に適用されている。一方、近年では蛍光標識化合物を用いる受容体結合試験も確立された。核内受容体に関する研究が進展するなか、最近になって、複数の受容体に結合する「非選択的リガンド」が見られるようになった。そこで、こうした化合物を結合核として蛍光標識化合物が調製できれば、多くの受容体に適用可能な万能型の受容体結合試験のトレーサーとすることができるのでは?との可能性を着想するに至った。そして、複数の核内受容体に結合するビスフェノールC(BPC)を蛍光標識した万能型トレーサー候補化合物を合成し、ERをはじめとする核内受容体の競合結合試験系の確立を試みた。前年度にはBPCを蛍光標識した7種類の蛍光プローブの合成を実施した。 合成した蛍光プローブの核内受容体への結合親和性を調べたところ、ERαとERβに強く結合したが、ERRγおよびCARに対する親和性は著しく低下していた。そこでERに対する結合試験の構築を試み、メチレン数n=6のリンカーを持つプローブをトレーサーとして試験の条件設定に成就した。この試験系は非常に高感度であり、かつ専用の設備・施設を必要としない簡便性に優れた試験法として確立することができた。これは核内受容体に対する新規な内分泌撹乱化学物質探索のための簡便かつ迅速な試験法として非常に有用である。また、ERRγおよびCARに対してもプローブの改良によりこの試験を適用できる可能性が示された。
|