Project/Area Number |
11J08152
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology/History of science and technology
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
坂本 邦暢 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2013: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2012: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2011: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ルネサンス / 哲学 / 科学史 / アリストテレス主義 / 原子論 / 歴史学 / アリストテレス / スカリゲル / 中世 / 思想史 / 歴史 / 西洋 / 初期近代 |
Research Abstract |
今年度はこれまで進めてきた研究成果をまとめ、一本の論考と複数の発表に結実させることができた。まず博士論文以降すすめてきた研究成果をまとめた論文「アリストテレスを救え 16世紀のスコラ学とスカリゲルの改革」を論集『知のミクロコスモス 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(ヒロ・ヒライ、小澤実編集、中央公論新社、2014年3月)に寄稿した。古代からルネサンス期までの知の歴史を追う形で執筆された本論文には、15世紀後半から16世紀前半までのイタリアでの大学教育について行った研究成果が反映されている。また結論部において、アリストテレス主義の哲学が新科学の台頭の中いかに生きのびていったかをしるすことで、17世紀以降についての調査成果も統合した。この成果と並んで、4月と7月にそれぞれアメリカと日本の学会にて研究成果を発表した。両者とも16世紀のアリストテレス主義をめぐる発表である。 以上の論考執筆、発表と平行して、本年度は書籍の解説記事やいくつかの書評記事の執筆を行うことで、研究成果の共有と評価につとめた。榎本恵美子『天才カルダーノの肖像ルネサンスの自叙伝、占星術、夢解釈』(勁草書房、2013年)の解説記事では、16世紀の医学者カルダーノをめぐる近年の研究状況を解説し、あわせて同書の特色と意義を論じた。書評記事としては、古代から近世までの生理学を扱った論文集と、アリストテレスの物質論の歴史を扱う論集をとりあげた。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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